- 電子工作の工具って何を用意すればいいの?セットで入手できる?
- 電子工作の工具を整理するために、おすすめの工具箱を教えてほしい。
こんな疑問に答えます。
本記事を書いている私は、電子回路設計者として約10年になり、電子工作もやっています。
電子工作するときは工具が必要になるので、実際に使って価値のあった工具を紹介します。
本記事を読めば、電子工作で必要な工具がわかるようになりますよ。
3分で読めますので、電子工作の工具を揃えたい方は、是非ご覧ください。
電子工作の工具でおすすめ9選!
電子工作の工具リスト
電子工作で最低限必要な工具のリストです。
工具 | コメント |
はんだごて | はんだを溶かしてはんだ付けする工具。 先端が細い方が使いやすい。 |
はんだごて台 | はんだごてを固定する台。 こて先の清掃用のスポイジ付きを選ぶ。 |
はんだ | 色々な太さのはんだがあるが、 0.8mm程度のものが使いやすい。 |
はんだ吸い取り線 | はんだを取り除くのに使います。 溶かしたはんだを網線に吸い取ります。 |
ニッパー | 線を切るのに使います。 安物は刃の先端が欠けたりするので1000円ぐらいのが良い。 |
ペンチ | 端子を曲げたり、ナットで固定するのに使います。 先端が細く、少し長い方が使いやすい。 |
ドライバー | 基板をケースに固定するときに使ったりと、 何かと色んな場面で必要となります。 |
ピンセット | 小型の部品をつかんだり、 細かな作業をするときに使います。 |
ワイヤーストリッパー | ビニール線の皮をむくのに使います。 ニッパーでもできますが、失敗しやすい。 |
全部で9種類の工具が必要となります。
電子工作の工具セット
1つ1つ、そろえるのが面倒くさいという方は、セットで買うと良いです。
この工具セットだと3,500円で一通りそろえることができるので、コストパフォーマンスが非常に高く、
テスターも付いてくるので、お得です。
ただし、ペンチだけないので別途購入する必要があります。
また、「はんだ吸い取り線」ではなく「はんだ吸い取り器」が用意されています。
初心者の方は、はんだ吸い取り線の方が使いやすいので、これも別途購入すると良いでしょう。
電子工作の工具であった方が良いもの7選!
電子工作の工具として、必需品とまでは言いませんが、そのうち必要となってくるものです。
工具 | コメント |
マイクロドリル | 基板に小さな穴を開けるときに使います。 Φ3.0mmまで対応しているドリルを選びます。 |
電動式ドリル | ケースに穴を開けるときに使います。 参考記事:電子工作のケースを入手して加工する方法 |
テスター | 電圧・電流・抵抗値を測るのに使います。 参考記事:テスターのおすすめ5選! |
オシロスコープ | 波形を測定するのに使います。 参考記事:オシロスコープのおすすめ5選! |
直流安定化電源 | 電源を供給するのに使います。 電源を可変でき、24V以上供給できるものが良いです。 |
ルーペ(拡大鏡) | はんだ付けのチェックに使います。 拡大率10倍以上のものが良いです。 |
クリップ付きビニール線 (ワニ口クリップ、ICクリップ) | 実験で計測器と繋げるときに使います。 ワニ口とICクリップの両方あると便利です。 |
工具というよりは、計測器や配線も含まれます。これらは、いずれ必要となってきます。
先にそろえてしまっても良いですし、必要になったら用意するでも良いと思います。
電子工作でおすすめの工具箱
収納に便利な工具箱は、好きなものを選べば良いですが、
私の経験上、トラスコのスーパーハードボックスがおすすめです。
なぜオススメかというと、ダブルロックシステムに何度か助けられているからです。
これまで、蓋を本体にロックし忘れて、蓋の取っ手を持ってしまい、
箱の中の工具を全てばらまいてしまった経験が何度もあります。
このダブルロックシステムがあると、こういう事態を回避してくれます。
蓋を本体にロックし忘れても、持ち上げた際にロックがかかる仕組みになっているので、
工具の飛び出しを防いでくれます。
工具箱にこだわりがなければ、これを選んでおけば良いと思います。
サイズも3段階で選べるので、必要な収納サイズを選ぶと良いでしょう。
電子工作の工具を用意したら、実践でスキルアップ!
電子工作の工具を一通り用意したら、何か作ってみましょう。
とはいえ、
何を作ればいいかわからない・・・
作ってみたいものはあるけど、どうすれば・・・
という方は、「電子工作教室で大人向けのセミナー3選!」の記事でスキルアップしましょう。
電子工作をオンライン動画で学習できます。
動画でも、実際に電子工作できるカリキュラムになっているので、ぜひ活用してください。