【蓄電池のみ設置】太陽光なしで蓄電池を利用する理由

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蓄電池のみ設置したイメージ図
  • 蓄電池のみ設置して利用する理由は何ですか?
  • 太陽光発電なしで蓄電池って使えるの?

こんな疑問にお答えします。

目次

本記事を書いている私は、電気のプロ歴10年です。

蓄電池のみ設置する理由はなんだろう?太陽光なしでも使えるのかな?

こんな風に考えたことはありませんか?

本記事では、蓄電池のみ設置する理由から、蓄電池を選ぶ際の3つのポイントを解説しています。

3分程度で読めますので、ぜひ最後までご覧ください。

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太陽光発電なしで蓄電池のみ設置する理由

一般的に蓄電池は、太陽光発電(ソーラーパネル)とセットです。

しかしソーラーパネルを設置せず、蓄電池単体で利用することができます。

太陽光なしの蓄電池
太陽光発電(ソーラーパネル)だけを利用することは聞いたことがあるけど・・・、蓄電池単体で利用することがあるの?

その答えはイエスです。

蓄電池単体で利用する場合があります。

それはどんな時かいうと、ズバリ!停電対策です。

近年、日本では大規模な停電が発生しています。

北海道胆振東部地震(ほっかいどういぶりとうぶじしん)

(前略)

電力会社は、事前に定めていた手順に従って復旧作業を行いました。

地震発生後には最大約295万戸が停電していましたが、発生後から約2日で、そのうちの約99%が停電から復旧しました。

(以下略)

出典:「北海道胆振東部地震」(消防庁)(https://www.fdma.go.jp/relocation/e-college/cat63/cat39/cat28/4-3.html)(2023年2月23日に利用)

地震による大規模停電です。怖いですね。

まず停電で何が困るかというと、冷蔵庫が止まってしまいます。

停電した場合、一般的な冷蔵庫の保冷時間は2~3時間程度です。

あまり開け閉めしなければ冷気が外に逃げないので、もっと持つかもしれませんが、

3時間以上停電したときの食べ物はチョット危険です。

無理して食べると、お腹を壊すかもしれませんからね。

さらに困ったことに、これほど大規模な停電が起こると交通機関がマヒします。

なので、新しく食品を調達するのが難しくなります。

こうなったら、本当にツラいですよね。

秋田県の沿岸部を中心とした暴風雪

暴風雪

急速に発達した低気圧の影響で、秋田県内は沿岸部を中心に7日夕方から暴風雪となった。

秋田市をはじめ県内の広範囲で断線による停電が8日も続き、暮らしに影響した。

吹雪や暴風による車の立ち往生や建物の被害も確認された。

(以下略)

引用:秋田市など広範囲で停電続く 大潟や三種では立ち往生も|2021年1月9日朝日新聞デジタルより(参照日2023年2月23日)

暴風雪により、1月7日の夕方から1月8日まで停電が続きました。

冬の寒い時期に停電すると、エアコンやファンヒーターは動かなくなるので、暖をとるのが難しくなります。

寒さに耐えるのは本当にツラいですよね。

このような災害による停電時の対策として、蓄電池のみ設置する方法があります。

なぜ、蓄電池のみで対策できるのでしょうか?

次は、その解説をしていきます。

蓄電池は電力会社から電気をたくわえられる

ソーラーパネルがあるなら、蓄電池はソーラーパネルから電気をたくわえることができます。

しかし、十分に電気を貯められるかどうかは天候に左右されます。

曇りの多い時期に停電しても、蓄電池に電気がたくわえられてないので意味がありません。

曇りの多い時期の蓄電池

それでは、どうすれば良いかいうと、

普段使っている電力会社から供給される電気をたくわえておけば良いのです。

そうすれば天候に左右されることもなく、常に電気をたくわえておくことができます。

いざというときの停電に備えられるんですね。

電力会社から電気を供給される蓄電池

ただし、蓄電池によっては、電力会社から電気を蓄えられないものもあります。

そこで次は、停電時に備えるために、蓄電池を選ぶ際の3つのポイントについて解説します。

蓄電池を選ぶ際の3つのポイント

ポイント1:容量が大きくて、価格が安い

価格が安い蓄電池

停電時に備えるためには、できるだけ容量が大きい蓄電池が良いです。

なぜなら、容量が大きいほど、長時間の停電に備えることができるから。

しかし、容量が大きいほど、価格も高くなってきます。

例えば、下記の通り。

  • 容量:5kwh以上の蓄電池で、100万~200万円程度
  • 容量:10kwh以上の蓄電池で、250万~350万円程度

つまり、10kwh以上の容量で100万~200万円程度の蓄電池があれば、

コストパフォーマンスに優れているといえます。

ポイント2:200Vにも接続できる

200V機器に接続できる蓄電池

せっかく蓄電池を用意しても

「あれ?うちの電気製品と接続できないんだけど・・・」

となってしまっては意味がありません。

例えば、どんな電気製品でそんなことが起こり得るかというと、エアコンやエコキュートですね。

つまり、200V電源の製品です。

100V電源にしか接続できない蓄電池だと、200V電源のエアコンやエコキュートを動かすことはできません。

冬の寒い日に停電したとき、

「暖を取りたいけど、エアコンが使えない・・・」

となると、ちょっとツラいですよね。

なので、200V電源にも接続できる蓄電池にすると良いです。

ポイント3:有名メーカの蓄電池である

蓄電池に限ったことではないですが、

あまり聞いたことのないメーカの製品は使用しない方が良いでしょう。

有名メーカの方が「技術の蓄積」がありますからね。信頼できます。

例えば、どんなメーカがあるかというと「ニチコン」があります。

もしかしたら、

ん?聞いたことないけど・・・

という方もいるかもしれませんが、

蓄電池メーカとしてトップクラスです。個人的には「最大手」だと思っています。

なんにせよ、有名ではないメーカの蓄電池は避けておいた方が無難です。

それでは、蓄電池を選ぶポイントがわかったところで、

実際にどんなタイプの蓄電池を選べば良いでしょうか?

次は、それを解説していきます。

単機能タイプの蓄電池

蓄電池のみ設置する場合は「単機能」タイプを選べば良いです。

蓄電池の設置には、2つのタイプがあります。

  • ハイブリッド
  • 単機能

ソーラーパネルや蓄電池から供給する電気は「直流」です。

しかし、家電製品は「交流」の電気で動きます。

そのため、パワーコンディショナーによって「直流」を「交流」に変換しています。

ソーラーパネルの「直流」は「ソーラーパネル用パワーコンディショナー」によって

「直流」から「交流」に変換され、

蓄電池の「直流」は「蓄電池用パワーコンディショナー」によって

「直流」から「交流」に変換されます。

「ソーラーパネル用パワーコンディショナー」と「蓄電池用パワーコンディショナー」の

2つが一体となったパワーコンディショナーを「ハイブリッド」タイプといいます。

また、「蓄電池用パワーコンディショナー」だけのパワーコンディショナーを

単機能」タイプといいます。

蓄電池のみ設置する場合は「単機能」タイプを選べば大丈夫です。

一般的に「ハイブリッド」よりも「単機能」の方が安いですからね。

実際に、どんな蓄電池があるでしょうか?

ニチコン製の蓄電池「ESS-U4M1」があります。

容量11.1kWhの大容量
200V機器接続可能(※1)
価格150万円~200万円程度(※2)
パワーコンディショナー単機能

※1:200V機器に接続可能な場合、「全負荷」と記載されていることが多いです。
※2:価格は変動しますので、適宜ご確認ください。

単機能タイプで「蓄電池を選ぶ際の3つのポイント」を満たしています。

他にも「単機能タイプ」かつ「3つのポイント」を満たしている製品はあります。

下記の記事で紹介してるサイトから調べてみると良いでしょう。

※この記事で紹介しているサイトの中には「蓄電池検索」があります。
 機能・V2Hで探す → 単機能 を選択して、絞り込むことができます。

蓄電池のみ設置して安心を買う

家の中の家族と蓄電池

蓄電池ってチョット高いからなぁ~

確かに高いですよね。

しかし、このまま災害や地震によって停電が起こると・・・

「エアコンが動かない、、寒い、、、あのとき蓄電池を買っておけば・・・」

「冷蔵庫が止まってしまった、、電車も動いてないし、、食べ物どうしよう・・・」

という事態になりかねません。

それを回避するため蓄電池で安心を買えれば、安いものだと思いませんか?

もし、災害や地震による停電に備えたいのであれば、一度、専門店で問い合わせてみると良いでしょう。

お問い合わせは無料ですので、お気軽に相談してみましょう。

多くの人は面倒くさがって後回しにしてしまいますが、災害や地震はいつ起こるか分かりません。

もしかしたら、すぐそこまで危機がせまっている、、、なんてこともあり得ます。

あのときしっかり準備しておけばよかった、、、とならないように早めに対策しましょう!

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