オシロスコープのおすすめ6選!【プロが保証する】

※当サイトでは、アフィリエイト広告(Amazonアソシエイト含む)を利用しています。

オシロスコープのおすすめ画像

オシロスコープを買おうと思っても、

テクトロニクス、Keysight、OWON、RIGOL… とメーカーがたくさんあって、

「結局どれを選べばいいの?」と迷う方も多いはずです。

目次

この記事では、電子回路設計の仕事で毎日オシロスコープを使っている私が、

実際に使って価値があったおすすめモデルを6つ厳選しました。

✅ 定番の安心感があるモデル
✅ コスパ重視で選びたいモデル
✅ 高精度でバランスの良いモデル
✅ 携帯性や多機能、省スペースに便利なモデル

をそれぞれ紹介します。

この記事を読めば、自分の用途に合った1台がきっと見つかりますよ。

オシロスコープのおすすめ6選!

業務で信頼性を求めるなら → Tektronix TBS1102C

周波数帯域:100MHz
入力チャンネル:2ch
垂直分解能:8bit

最近、仕事で新しく購入して使っています。

仕事だと測定したデータは信頼できるものが良いので、定番メーカーを使うしかないですね。

聞いたことがないメーカーだと、

「このメーカのオシロで大丈夫なの?」と聞かれたときに答えようがないですからね。

仕事で使っているオシロスコープなので、お値段は高めです。

コスパ最強で選ぶなら → OWON SDS1102 / SDS1104

周波数帯域:100MHz
入力チャンネル:2ch(SDS1102) / 4ch(SDS1104)
垂直分解能:8bit

プライベートで使ってます。

定番のテクトロニクスに比べて性能に遜色がないにも関わらず、価格が非常に安いのが特徴です。

入力チャンネルは2chですが、コストパフォーマンスを優先するのであれば、OWON SDS1102 がベストだと思います。

もし+1万円だせるなら、同シリーズの OWON SDS1104 の方が良いですね。

入力チャネルが 4ch なので、個人的にはこちらの方がオススメです。

それにしても、ずいぶん安く良い性能のオシロスコープが手に入る時代になったものです。


高精度とコスパのバランス型 → RIGOL DHO804

周波数帯域:70MHz
入力チャンネル:4ch
垂直分解能:12bit

このオシロスコープで注目すべきは「12bit分解能」。

通常の8bitオシロよりも細かい信号の変化を観測できるので、微小な電圧を確認したいときに有利です。

入力チャンネルも4chあるので、クロックや信号線を同時に観測するような使い方にも対応できるのが良いですね。

またメモリ長が25Mptsと大容量なので、長時間の波形記録も安心です。

価格はテクトロニクスほど高くなく、かといって格安すぎるOWONよりワンランク上という印象です。

信頼性も欲しいけど、コスパも重視したい」という人にぴったりの「バランス型」の一台です。

携帯性重視なら → Q15001(ハンディタイプ)

周波数帯域:200kHz
入力チャンネル:1ch

仕事で使うことがあります。

オシロスコープは実験室にあるのですが、ちょっとオフィスで測定したいというときに、

このハンディタイプのオシロスコープが重宝します。持ち運びやすいですからね。

また、オフィスの机は通常のオシロスコープを置けるほどスペースがありません。

ハンディタイプだと小型なので、省スペースで使用できます。

基本的にオシロスコープは高価な計測器なので、購入するのに戸惑いますが、

このオシロスコープは数千円で手に入れることができます。

万が一、壊してしまっても数万円、数十万円のオシロスコープに比べれば、それほど痛手ではないですね。

個人の趣味や電子工作を始めたいという初心者には丁度良いと思います。

多機能を1台で使いたいなら → HANMATEK HO52S

周波数帯域:50MHz
入力チャンネル:2ch

電子回路のセミナーに参加したときに使ったことがあります。

オシロスコープの機能だけでなく、正弦波や矩形波などの信号を発生することができ、

デジタルマルチメータとして電圧・電流を測定することができます。

実際に使ってみて、1つの測定器で3つ分の機能を使えるのは便利だなと感じました。

また、オシロスコープ、信号発生器、デジタルマルチメータを机に並べると、かなりスペースを取られます。

それが小型の多機能オシロスコープ1個で代用できるので、机がスッキリしていた印象があります。

省スペースで多機能を求める人におすすめです。

PCで波形を管理したいなら → ISDS205A(USBオシロスコープ)

周波数帯域:20MHz
入力チャンネル:2ch

こちらも電子回路のセミナーに参加したときに使ったことがあります。

オシロスコープ自体に画面はなく、PCの画面に表示します。

なので、ハンディタイプと同じく省スペースで済むので、机がスッキリします。

また、直接PCの画面に表示するので、波形のキャプチャが楽です。

通常のオシロスコープは、USBメモリに保存するタイプが多く、

毎回USBメモリを抜き差しする必要があるので、波形をたくさん撮ると疲れます。

このUSBオシロスコープなら、その手間がなくなります。

オシロスコープ選定の注意点

オシロスコープの最重要性能:周波数帯域

オシロスコープを選定する際の注意点は、周波数帯域です。

理由は、この性能で測定できる最大周波数が決まるから。

具体的にいうと、測定したい電気信号の周波数よりも、

大きい周波数帯域のオシロスコープを選定する必要があります。

それでは、10MHzの信号を測定するときは、

20MHzの周波数帯域のオシロスコープで測定すれば良いかというと、答えは「NO」です。

なぜなら、オシロスコープで測定できる周波数は、周波数帯域の1/4までだからです。

例えば、周波数帯域が40MHzのオシロスコープで5MHz~40MHzのパルス波形を測定すると、

以下のようになります。

5MHz

オシロスコープで測定した5MHzの電気信号

10MHz

オシロスコープで測定した10MHzの電気信号

20MHz

オシロスコープで測定した20MHzの電気信号

30MHz

オシロスコープで測定した30MHzの電気信号

40MHz

オシロスコープで測定した40MHzの電気信号

10MHz以下は波形がパルス(矩形)になっていますが、

20MHz以上になると、徐々にパルス波形が崩れているのが分かりますね。

周波数帯域が40MHzのオシロスコープは、10MHz以下なら正確に電気信号を観測できます。

このように、オシロスコープが測定できる周波数は、周波数帯域の1/4までです。

逆に言うと、測定したい電気信号の周波数に対して4倍の周波数帯域のオシロスコープが必要になります。

つまり、10MHzの信号を測定するときは、20MHzの周波数帯域のオシロスコープではなく、

40MHz以上のオシロスコープで測定する必要があるということです。

よって、オシロスコープの周波数帯域は重要な性能となります。

よくある質問:測定したい周波数が決まってない場合はどれを選定すれば良いですか?

結論としては、できるだけ高い周波数帯域のオシロスコープを選びましょう。

とはいえ、周波数帯域が高いほど、オシロスコープの価格も高くなっていきます。

なので、周波数帯域100MHzのオシロスコープをおすすめします。

そこそこ周波数帯域も高く、価格も個人で購入できる範囲です。

まとめ:迷ったらこの3つから選ぼう

そのうえで、携帯性・多機能・PC連携 など用途に応じて残り3機種を選ぶのがおすすめです。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次