おすすめの電子工作教室を知りたい。
小学生の子供が電子工作に興味を持ち、
電子工作教室に通わせたいため、
おすすめの教室を知りたいです。
このような質問にお答えします。
この記事を書いている私は電子回路設計歴10年ほど。
現在も電子回路設計の仕事をしており、電子工作もやっています。
またロボットの開発にも携わってきました。
電子工作教室に関して、プロ目線で解説します。
おすすめの電子工作教室は「ロボット系」です
結論として、電子工作教室は「ロボット系」がおすすめです。
なぜかというと、ロボットは「将来のニーズが非常に高い」から。
具体的には以下の通り。
経済産業省と国立開発研究機構のNEDOは、サービスロボットを含む国内のロボット市場規模が2035年には5倍以上成長するとの見解を示しています。
引用元:ロボット導入.com
自動化技術の発展により、ロボットの需要はどんどん高くなっています。
近年は、身近なロボットとして、ロボット掃除機のルンバ、無人航空機のドローンがありますね。
また、人型ロボットのペッパーくんやASIMOも見かけるようになりました。
これからは、人と一緒に作業ができる「協働ロボット」の開発が進んでいくでしょう。
やはり、時代の流れには乗るべきだと思います。
よくある質問:ロボットだけだと学べることが偏るのでは?
結論、偏りません。
なぜなら、ひとくちにロボットといっても、様々な技術が必要になるから。
私はプロの世界で、ロボットの開発にも携わってきました。
その経験から、ロボットを製作できるようになると、様々な技術を習得できることが分かりました。
このロボットの技術があると他の分野でも活用することができます。
具体例を3つ紹介します。
モータを動かす技術
ロボットは動きます。
「何を当たり前のことを・・・」と思うかもしれませんが、
ロボットが動くことを実現しているのは、中にモータがあるからです。
この「モータを動かす技術」を習得することができます。
モータは、
電気自動車、洗濯機、掃除機、DVD・ブルーレイプレイヤー・・・などなど、
様々な分野で利用されているので、
ロボット以外の分野でも、「モータを動かす技術」を活用することができます。
センサで認識する技術
人間はモノを目で見たり、モノを手で触ったりすることができます。
ロボットはどのように同じことを実現しているのでしょうか?
ロボットにはセンサが搭載されており、そのセンサでモノを認識しています。
例えば、お掃除ロボットのルンバには、
超音波センサと赤外線センサが搭載されており、壁や障害物を認識しているのです。
この「センサで認識する技術」を習得することができます。
センサは、
画像センサで映像を認識したり、
温度センサで温度を認識したり、
湿度センサで湿度を認識したり、
とロボット以外の様々な分野でも多く利用されています。
「センサで認識する技術」を活用する機会は数多くあるということです。
プログラミングの技術
人間はモノを目で見て得た情報、モノを触って得た情報を、脳で処理します。
また、手や足に対して、「つかめ!」や「歩け!」などの指示を脳から送ります。
ロボットのプログラミングは、この人間の脳の役割に相当し、
ロボット製作では「プログラミングの技術」も習得することができます。
今の時代、ほとんどの電子機器がプログラミングによって動いています。
身近な電子機器でも、カメラ、携帯電話、自動車、DVD・ブルーレイレコーダー、エアコン、パソコン・・・、
挙げたらキリがないですね。
習得できれば、どの分野でも活用できるでしょう
よって、電子工作教室は「ロボット系」がおすすめです。これだけで、様々な技術を習得できます。
私がおすすめする電子工作教室3社
- クレファス:総合的にスキルアップしたい方
- LITALICOワンダー:ペースに合わせてスキルアップしたい方
- エジソンアカデミー:プログラミングを重点的にスキルアップしたい方
上記の通り。
いずれも、モータ、センサ、プログラミングについて学習することができます。
エジソンアカデミーはプログラミング重視ですね。
詳しい比較を見てみましょう
クレファスとLTTALICOワンダーの比較
正直、どちらでも良いですね。自宅から通いやすいところで良いと思います。
どちらも無料体験があるので、一度参加してみて、あとは好みで決めると良いでしょう。
» LITALICOワンダー ロボットクリエイトコース 無料体験はこちら
エジソンアカデミーはだれにおすすめですか?
プログラミングを重点的に学習したい方におすすめです。
プログラミングを学習する価値は非常に高いです。
なぜなら、あらゆる電子機器にプログラミングの技術が使われているから。
この時代の流れを受けて、2020年から小学校でプログラミングが必修化されます。
この教室も無料体験があるので、一度参加してみると良いでしょう。
電子工作教室は安すぎる
以上、3社の電子工作教室をまとめました。
どの教室も月1 – 1.5万円くらいかかりますが、将来役立つ技術を身に着けるのであれば、安すぎると思います。
エンジニアの平均年収はざっくり500万円くらいです。
電子工作教室
1年:1 – 1.5万円 × 12か月 = 12 – 18万円
2年:1 – 1.5万円 × 24か月 = 24 – 36万円
3年:1 – 1.5万円 × 36か月 = 36 – 54万円
電子工作教室にお金を払っても、将来、回収できる金額であることが分かると思います。
ぜひこの機会に試してみてください。
本記事で紹介した電子工作教室リスト