太陽光パネルは設置済みだけど、
蓄電池もあった方がいいかなぁ?
こんな質問にお答えします。
本記事を書いている私は、電気のプロ歴10年です。
今回は「蓄電池はやめたほうがいい?」について解説します。
本記事を読めば、太陽光発電の蓄電池について
・「あったほうがいいか」
「やめたほうがいいか」を決める方法
・購入する際の注意点
・あったほうがいい理由
5分で読めますので、ぜひ最後までご覧ください。
蓄電池はやめたほうがいい?
蓄電池は「あったほうがいいか」
それとも「やめたほうがいいか」
それは、太陽光発電を使う理由によります。
何のために使っているか、
その理由です。
例えば、
太陽光パネルを設置した理由が
発電した電気を電力会社に売りたい
というのであれば、
余った電気を売ればいいので、蓄電池は不要です。
つまり
蓄電池はやめたほうがいい
となります。
しかし、
電気料金を節約したい
という理由であれば、蓄電池は必要です。
余った電気を蓄電池に貯めて、夜間に使用すれば、
電力会社の電気を使わないで済みます。
電気料金を節約になるのです。
つまり
蓄電池はあったほうがいい
となります。
どんな理由で太陽光発電を利用するかによって、
蓄電池は
・あったほうがいいか
・やめたほうがいいか
が決まります。
とはいっても、
どっちにしようかなぁ。
そんな人のために
蓄電池の必要性を
解説していきます。
「蓄電池は必要か?」を判断する方法
蓄電池は必要かどうか、
それを判断するポイントは3つあります。
- 停電対策
- 電気料金の値上がり対策
- 補助金の活用
停電対策
自然災害によって、
自宅が停電することがあります。
近年では、千葉県の
「令和元年房総半島台風(台風15号)」がありました。
(前略)
首都圏で最大約93万4900戸が停電。
千葉県内では多数の木や電柱が倒れ、
最大約64万1000戸が停電し、
復旧に2週間以上かかった。(以下略)
引用:「停電はすぐに復旧」信じたら…熱中症で夫が死亡 台風15号から1年たっても消えない無念|東京新聞 TOKYO Web(参照日2023年11月11日)
首都圏でさえ、多くの停電が発生してます。
この停電したときに、
蓄電池に貯めた電気を使うか?
これが1つ目のポイントになります。
赤ちゃんがいるから
避難所生活はキビしいよなぁ。
こんな人に、蓄電池はあったほうがいいです。
蓄電池があれば、自宅で生活できますからね。
復旧するまで避難所生活をしないで済みます。
停電するとマズいなぁ。
こんな人には、蓄電池があったほうがいいです。
水槽の酸素がなくなる事態を
防ぐことができます。
復旧するまで避難所で
生活すればいいかぁ。
こんな人に、蓄電池はやめたほうがいいです。
避難所生活でいいのであれば、
停電したときに蓄電池は使いませんからね。
このように、停電したときに
「蓄電池に貯めた電気を使うか?」で
判断できます。
電気料金の値上がり対策
最近、電気料金が
どんどん上がっています。
(前略)
(以下略)
出典:「日本のエネルギー 2022年度版 「エネルギーの今を知る10の質問」」(資源エネルギー庁)(https://www.enecho.meti.go.jp/about/pamphlet/energy2022/002/)(2023年10月15日に利用)
2011年度から2021年度まで、
5円以上も増加してます。
この電気料金について
値上がりの影響を受けるか?
これが2つ目のポイントになります。
電気の使用量が増えてるなぁ。
こんな人に、蓄電池はあったほうがいいです。
昼間は太陽パネルで発電した電気をを使う。
夜間は蓄電池に貯めた電気を使う。
このような使い方をすれば、
電力会社の電気を使わずに済みます。
電気料金が上がっても影響を受けないのです。
あまり家にいないんですよね。
こんな人に、蓄電池はやめたほうがいいです。
そもそも電気の使用量が少ないなら、
電気料金が上がっても影響は小さいですからね。
このように、
「電気料金の値上がりの影響を受けるか?」で
判断できます。
補助金の活用
最近、蓄電池の補助金を受けやすくなっています。
例えば、
タイナビ蓄電池のサイトを見ると
国から補助金が受けられる
とのことです。
また、補助金は国からだけでなく、
お住いの自治体から受けられることもあります。
補助金を受けられるか?
これが3つ目のポイントになります。
どうやら国から補助金を受けられそうだ。
こんな人に、蓄電池はあったほうがいいです。
蓄電池の補助金は
早い者勝ちのようなところがあるので、
受けられるうちに、
蓄電池を購入した方がお得です。
国からも自治体からも
補助金を受けられそうにないなぁ。
こんな人は、蓄電池をやめたほうがいいです。
補助金を受けられる時期に
導入した方が良いですからね。
このように、
「補助金を活用できるか?」で
判断できます。
どうすれば分かりますか?
見積もりを取れば
わかります。
例えば、蓄電池で有名なサイト
「タイナビ蓄電池」で見積依頼すると、
販売店から見積もりが取れます。
見積もりを取った販売店に
補助金の相談をすれば、
情報やアドバイスを貰えます。
無料なので、お気軽にどうぞ。
停電対策したいので、
蓄電池はあったほうがいいかなぁ。
まず何から始めれば
いいでしょうか?
まずは見積もりを取る
蓄電池を導入しようと思った人は、
まず販売店に見積もりをとりましょう。
見積依頼のコツは
1社ずつ依頼すると時間がかかるので、
複数社から一括で見積もりを貰えるサイトを
利用することです。
例えば、
タイナビ蓄電池のサイトを利用すれば、
最大5社の見積もりを一括で入手できます。
便利でカンタンなので、
ぜひ利用してみてください。
関連記事:
蓄電池を購入するときの注意点
このように思った人はいいのですが、
蓄電池が必要だなぁ。
このように思った人には、
注意点があります。
それは
販売店にしっかりと相談する
ということです。
何を相談するかというと
すでに設置済みの太陽光パネルに
異なるメーカーの蓄電池を接続すると・・・
あれ?相性が悪いのかな?
接続できない(泣)
という事態が起こります。
あるんですか?
しかし、
せっかく蓄電池を購入したのに
接続できなかった
となっては悲惨です。
しっかりと相談して、
接続できることを確認しましょう。
蓄電池はあったほうがいい理由
蓄電池はあったほうがいいですか?
あったほうがいいと
思ってます。
なぜかというと、
自然災害が多発してるからです。
(前略)
□ 平成30年6月 大阪府北部地震
・震源:大阪府北部、最大震度:6弱、マグニチュード:6.1
・都市ガス供給支障:約11万戸□ 平成30年7月 平成30年7月豪雨
・ 四国地方:1800mm、中国地方:500mm
(6月28日~7月8日の総雨量、月降水量平年値の2~4倍程)
・ 停電:約8万戸、都市ガス供給支障:290戸□ 平成30年8月 台風20号
・ 風速:41.9m/s(和歌山市)潮位:1.8m(神戸市・姫路市)
・ 停電:約17万戸、風力発電設備(淡路市)の倒壊□ 平成30年9月 台風21号
・ 風速:48.2m/s(室戸市)、潮位:3.3m(大阪市)
・ 停電:約240万戸 ※約2週間で復旧□ 平成30年9月 北海道胆振東部地震
・ 震源:胆振地方中東部、最大震度:7 、マグニチュード:6.7
・ 停電:約295万戸、熱供給支障:約3,100戸 ※停電起因□ 平成30年9月 台風24号
・ 風速:40.0m/s(奄美市)、潮位:3.0m(御坊市)
・ 停電:約180万戸 ※約1週間で復旧(以下略)
出典:「平成30年度に発生した災害とその対応 P.2」(経済産業省)(https://www.meti.go.jp/shingikai/sankoshin/hoan_shohi/pdf/002_02_00.pdf)(2023年11月11日に利用)
自然災害によって停電すると
冷蔵庫が止まります。
食べ物がダメになってしまうのは
キツイですね。
買出しに行こうにも
停電によって交通機関が止まってると
食料を調達することができません。
また、他にも不便があります。
テレビがつかなかったり、
スマートフォンの充電が切れたりするのは
大きな問題です。
なぜなら、
防災情報を得られない
からです。
大きな災害で避難しなければならないとき、
防災情報がないと逃げ遅れてしまいます。
そんな状況で
家族との安否確認もできないと
不安になりますよね。
なので、
蓄電池はあったほうがいいと思います。
まとめ
「蓄電池はやめたほうがいい?」について解説しました。
「蓄電池の必要性を判断する方法」「購入するときの注意点」「あったほうがいい理由」について
理解できたでしょうか?
本記事が少しでもお役に立てば幸いです。